9 1 ホスト側ルート テーブルとリスナー テーブルの追加

LANSA

9.1 ホスト側ルート・テーブルとリスナー・テーブルの追加

LANSAコミュニケーション管理機能が配布ツールに組み込まれているため、アプリケーションに固有のコミュニケーション・ファイルを作成して保守することができます。コミュニケーション・ファイルは、ホスト側ルート・テーブル(lroute.dat)とリスナー・テーブル(listen.dat)です。

アプリケーションに対してコミュニケーション管理機能が最初に開かれると、一連の省略値のコミュニケーション・ファイルが作成されます。これらのファイルは、必要に応じて変更し、アプリケーションをサポートすることができます。

コミュニケーション・ファイルを追加する手順は次のとおりです。

ステップ            

方法

1. アプリケーションのコミュニケーション管理機能を選択する

コミュニケーション・ファイルを追加する、または変更するには、ツリー・ビューの[アプリケーション]を選択し、メイン・ウィンドウ・ツールバーの[コミュニケーション管理機能]アイコンを押します。

2. ホスト側ルート・エントリーをセットアップする

[配布されたアプリケーションのルート情報]ダイアログ・ボックスが開き、現在のLANSAシステムのホスト側ルート・テーブル lroute.dat のコピーが表示されます。このホスト側ルート・テーブルのバージョンはアプリケーションのワーク・フォルダーに保存されます。

配布したアプリケーションをサポートするには、必要に応じてローカル・コミュニケーション・ファイルのホスト側ルート・エントリーを変更、削除、追加します。ダイアログ・ボックスを閉じると変更内容が保存されます。

3. リスナーをセットアップする

サーバー・サポートを配布する場合、またはWebアプリケーションをインストールする場合、リスナー・ポートも構成する必要があります。[配布されたアプリケーションのルート情報]ダイアログで、[拡張設定]メニューのオプション[リスナー...]を選択します。

選択すると、省略値のリスナー・テーブル listen.dat が作成されます。配布されたアプリケーションをサポートするには、リスナー情報を必要に応じて変更します。ダイアログ・ボックスを閉じると変更内容が保存されます。

このバージョンのリスナー・テーブルは、ホスト側ルート・テーブルとともにアプリケーションのワーク・フォルダーに保存されます。

 

4. 適切なパッケージとオプションを設定する

コミュニケーション・ファイルをアプリケーションに追加する作業は、コミュニケーション・ファイルがバージョンまたはパッチと一緒にインストールされるということではありません。適切な設定とインストール・オプションの選択も必要です。

詳細については、「 9.2 LANSAコミュニケーション・ パッケージ設定とオプション 」 を参照してください。